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谷川岳の列に疲れた人ほど、平標山は楽に見えすぎる
谷川岳の混雑を避けて次を探す人が、平標山で先に脚が止まりやすい理由
谷川岳で人の多さや渋滞に疲れると、次はもっと静かで、関東から日帰りでも歩きやすい絶景の山を探したくなります。そこで候補に入りやすいのが平標山です。
開放的な稜線の写真を見ると、どうしても谷川岳よりやさしそうに見えます。ですが実際には、たとえばロープウェーを使う谷川岳の天神尾根と比べると、平標山のほうが脚にくると感じる人もいます。
理由はシンプルです。平標山は危険な岩場で苦しむ山というより、地味な登りでじわじわ脚を削る山だからです。松手山までの急登が強く印象に残るのも、その体感が大きいからです。
【動画の内容】
0:06 平標山の概要、標高、特徴
0:26 登山口へのアクセス(マイカー、公共交通機関)
0:41 おすすめ登山ルートの所要時間、距離、累積標高差、トイレ情報
0:53 登山口駐車場から山頂までの詳細なルート解説(急登、松手山、一ノ肩など)
1:40 平標山山頂からの眺望(仙ノ倉山、谷川岳、苗場山など)
1:53 お花畑の見どころと見頃(6月中旬~7月中旬)
2:25 平標山の家での休憩、水の補給、売店情報
2:35 平元新道登山口への下りルートと注意点
3:06 登山を終えての感想とアドバイス(急登対策、虫除け、お花畑・紅葉の見頃)
【平標山について】
平標山は、新潟県南魚沼郡湯沢町と群馬県利根郡みなかみ町の境界に位置し、上越国境(三国山脈)に属する山です。標高は約1,983mで、谷川連峰では仙ノ倉山に次いで2番目に高い山として知られています。特に、6月中旬から7月中旬にかけて広がるお花畑は圧巻です。
【アクセス情報】
マイカー
- 関越自動車道 月夜野ICから国道17号で約45分
- 関越自動車道 湯沢ICから国道17号で約20分
公共交通機関
- 上越新幹線 越後湯沢駅から「平標山登山口」までバスで約35分
【登山ルート概要】
-所要時間 約7時間20分
- 距離 約11.7km
- 累積標高差 上り1110m、下り1110m
- トイレ 登山口駐車場、平標山の家
【登山時の注意点】
- 鉄塔までの急登はペース配分に注意しましょう。
- 6月下旬頃は虫が多いので、虫除けネットがあると安心です。
- 下りではトレッキングポールがあると楽になります。
この動画が、皆さんの平標山登山計画の参考になれば幸いです!
#平標山 #登山 #谷川連峰 #日帰り登山 #山登り #絶景 #お花畑 #紅葉 #登山ルート #ハイキング

「稜線が気持ちいい山」という印象が、平標山の難易度判断をずらしやすい
平標山の魅力は、やはり稜線です。花の時期や晴天時の写真は本当に美しく、歩く前から気持ちが前のめりになります。
その期待自体は悪くありません。ただ、谷川岳の次の候補として考える初級〜中級者にとっては、魅力が先に見えすぎる山でもあります。
つらい区間より先に、ごほうびの区間ばかりが印象に残りやすいのです。松手山から先の稜線の映像を見ると、なおさら気持ちよさだけが記憶に残りやすくなります。
平標山登山口駐車場からスタートしています。
6合目にあたる松手山から平標山までの稜線の風景をご紹介します。
駐車場場所
https://g.co/kgs/hy1Xkw

けれど、その映像の手前にはしっかり登らされる時間があります。この、見えている景色と体が感じる負荷のズレが、平標山を楽に見せる正体です。
平標山で脚を削るのは、松手山までの急登とその先の細かな登り返し
平標山でまず効いてくるのは、登山口から松手山までのまとまった登りです。樹林帯の中で一気に標高を上げるため、まだ景色のごほうびが少ない段階で心拍も脚も上がります。
途中で展望が開けても、そこで使った足は戻ってきません。序盤で消耗したぶんが、そのまま後半に残ります。
さらに初心者が見落としやすいのが、松手山に着いたあとの区間です。地図や写真では稜線歩きが始まるように見えても、実際には小さな上下が続きます。
ひとつひとつは短くても、松手山までで消耗した脚には意外と重く感じます。松手山から平標山までが、気持ちいいだけではないことは、長めの行程を映した動画でもつかみやすいです。
西側の平標山登山口の駐車場を起点に、松手山を経由して平標山へ。そこから東に伸びる稜線を仙ノ倉山までピストンし再び平標山へ戻り、平標山の家方面へ下り、平元新道を経由して駐車場に戻る、コースタイム7時間30分の日帰り登山です。
【アクセス】
車⇒関越自動車道の月夜野ICから国道17号線を湯沢方面へ40分ほど走り、苗場スキー場のリゾート街を過ぎた先の右手にある「平標登山口駐車場」に車を停めます。また、走行距離は伸びますが、湯沢ICから国道17号を南下すると一般道を走る時間が20分に短縮できます。
公共交通機関⇒JR越後湯沢駅からバスで約30分、「平標登山口」で下車。
【駐車場情報】
平標登山口駐車場→国道17号沿い 標高970m 1日600円(出庫時精算。現金のみ) 約180台 トイレ・自販機・靴洗い場あり 積雪期閉鎖 国道沿いが満車の場合は裏手の臨時駐車場へ誘導される
【ルート概要】
①平標山登山口駐車場~平標山(CT:3時間15分)
駐車場にあるトイレの左脇の山道を抜けると、ほどなくして車道に突き当ります。正面には平元新道経由で登るルートの登山口がありますが、左に進み、橋を渡るとすぐ右側に登山口があります。ここから最初の山頂「松手山(1614m)」まで、標高差600m以上を登り続ける急登が続きます。平標山までの間、1合目~9合目までの標識があり、およその位置の目安になります。
始めは暗い樹林帯の中の道ですが、標高が上がるにつれて高い木がなくなり、周囲の山々が見えてきます。アルミのハシゴを登り切ると鉄塔のある四合目に辿り着き、一気に展望が開けます。後ろを振り向くと、平坦な山頂部を持つ日本百名山「苗場山」が見えます。五合目付近で再び道は樹林帯に突入し、長い階段を登り切ると、松手山山頂に到着します。
松手山から先は笹や低木の間の稜線歩きとなります。前方には遥か先まで伸びる美しい稜線が続いています。繰り返し現れる急登と平坦な道を進んでいくと、平標山山頂に到着します。登山口からの標高差は1000m以上。急登が連続する、なかなか登りごたえのあるコースでした。
②平標山~仙ノ倉山~平標山(CT:1時間30分)
平標山山頂からは360度の眺望が楽しめます。南側には浅間山や八ヶ岳、西には苗場山、北側には巻機山とその先に霞む越後三山、そして東側にはこれから目指す仙ノ倉山と、延々と続く稜線の先に谷川岳、遠く尾瀬の名峰「燧ケ岳」まで見えます。平標山の山頂は登山道が交差する十字路になっています。北は土樽駅方面へ下るルート、南は平標山の家を経由して三国峠方面へのルートが伸びています。
時間や体力に余裕がない場合、平標山をゴールにして下山してもいいですが、ここから仙ノ倉山までの稜線はアップダウンも比較的緩やかで歩きやすく、高山植物も多く、開放感抜群です。
平標山から100mほど下り、なだらかに登り返していきます。前仙ノ倉山のピークを乗り越え、わずかに下って登ると仙ノ倉山に到着します。
仙ノ倉山山頂からの眺望も素晴らしいですが、山頂から少し進むと、険しい岩壁を持つ「エビス大黒ノ頭」や万太郎山を経由して谷川岳へと続くダイナミックな稜線が眺められます。余裕があればそこまで足を延ばすことをおすすめします。
③平標山~平標山の家~駐車場(CT:2時間30分)
仙ノ倉山から平標山に戻ったら山頂の十字路を左に折れ、平標山の家に向けて下ります。展望の開けた歩きやすい木の階段を40分ほど下ると平標山の家に到着します。宿泊もできる山小屋で、小屋の前の水場では「仙手清水」と名付けられた天然水を汲むことができます。
小屋の前にある分岐を「バス停・元橋駐車場」方面へ右折し、標高差450m程続く急傾斜をひたすら下ります。長い下りの山道はやがて砂利舗装された林道に突き当ります。沢沿いに続く林道を歩き、ゲートを抜け橋を渡った先で、林道を外れ再び山道へ。ほぼ平坦な道を歩き続けること30分、朝出発した駐車場に辿り着きます。
【感想】
花の名山、平標山と仙ノ倉山。想像以上にたくさんの種類の高山植物を楽しむことができました。私が登った7月5日には、シャクナゲやハクサンイチゲ、チングルマ、イワカガミなどは終わりかけており、ニッコウキスゲやシモツケソウ、キンコウカなどはこれから開花するようでした。
そして、松手山から仙ノ倉山の間の稜線歩きはまるで天国。いつまでも歩いていたい道です。
注意する点としては、①急登が長くなかなか辛い、②標高がそれほど高くなく稜線上は日陰もないため真夏は暑い、③クマの目撃情報が多い点です。水は多めに持参し、日差しやクマへの備えもしたうえで楽しみたい山です。
【チャプターリスト】
0:00 オープニング・アクセス・山の概要
2:07 駐車場~松手山
9:57 松手山・花の紹介1~平標山
15:50 平標山~仙ノ倉山
20:22 仙ノ倉山・花の紹介2~平標山
26:21 下山・エンディング
【BGM】
Song1,2,4,6,7,8 : from hotaru sounds(http://www.hotarusounds.com)
Song3,5,9 : from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound)
Song10 : Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)
【YAMAP活動記録】
https://yamap.com/activities/32900112
#日本二百名山
#花の百名山
#谷川連峰
#高山植物

谷川岳の次に平標山を選ぶ初級〜中級者が、失速しやすい3つの場面
ひとつ目は、谷川岳の天神尾根のような混雑を想定して序盤はもっと楽だと思い、ペースを上げてしまうことです。比較的渋滞しにくい時期や時間帯もあり、自分のリズムで歩けるぶん、それが逆にオーバーペースにつながることがあります。
特に涼しい朝は、呼吸が乱れていても気づきにくいです。静かに歩ける山ほど、自分で自分を削りやすい面があります。
ふたつ目は、松手山を前半のゴールだと思い込みすぎることです。着いた瞬間に安心してしまい、補給や小休止を雑にすると、その先の登り返しで急に脚が重くなります。
今回の動画は、2日目の仙ノ倉山~平標山~松手山~平標登山口までを収録しています。
仙ノ倉山からの登山道はしっかりと整備されていてとても歩きやすく、平標山と共にさすが人気の山だなぁと実感しました。今度はスカッと晴れている時に来たいと思います。
関連動画
谷川連峰縦走 FULL [126]
https://youtu.be/zX6QxuPx7Us
谷川連峰縦走 1 西黒尾根 [127]
https://youtu.be/K2QMkOENlAI
谷川連峰縦走 2 谷川岳 一ノ倉岳 茂倉岳 [128]
https://youtu.be/tE4uTWmWYWw
谷川連峰縦走 3 万太郎山 [131]
https://youtu.be/6Ldayt6LJ1c
谷川連峰縦走 4 仙ノ倉山 [132]
https://youtu.be/LDrSUEltly0
平標山 仙ノ倉山 [141]
https://youtu.be/YYRUVijOjg4
00:00 谷川連峰縦走5 平標山
00:19 仙ノ倉山~平標山
05:43 平標山~松手山
10:43 松手山~平標登山口
#谷川連峰
#平標山
#花の百名山

みっつ目は、稜線では楽になるはずという期待です。稜線はたしかに爽快ですが、日差しや風の影響を受けやすく、体力が回復するとは限りません。
特に夏は日陰が少なく、暑さで消耗が進みます。実際の行動時間の感覚や行程のイメージをつかむ補助として、歩行記録付きの動画も参考になります。バス時刻は改定されることがあるため、必ず最新の公式時刻表を確認してください。
今回は平標山と仙ノ倉山の縦走♪
前乗りをして時間に余裕を持って歩きます😉
6時30分 平標登山口を出発
6時45分 一合目
7時40分 四合目(鉄塔)
8時00分 松手山
9時45分 平標山
10時45分 仙ノ倉山
12時30分 平標山の家
14時00分 平標登山口
【アクセス】
・バス
5時35分 越後湯沢駅発→平標登山口
14時20分 平標登山口→越後湯沢駅発
【✨初の書籍が出版されます✨】
「山登りを趣味にする〜ソロ登山ステップアップガイド〜」
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ご視聴いただきありがとうございました!
次回の動画でお会いしましょう!
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平標山を日帰りで楽しく終えるための、歩き方と装備の考え方
いちばん大事なのは、登山口から松手山までを本番前の前座ではなく、主要な負荷区間として扱うことです。最初の1時間で頑張りすぎないだけでも、後半の余裕は変わります。
汗をかきすぎる前にこまめに飲み、短い補給を早めに入れる。さらに出発時刻を遅らせすぎず、暑さが強まる前に登りの中心を進める意識を持つだけでも、後半の楽さはかなり違ってきます。
装備面では、真夏は水を少し多めに見積もり、日差し対策を優先したほうが安心です。下りで膝に不安がある人には、トレッキングポールも有効です。
平標山から平標山の家方面へ下る周回は、景色と歩きやすさのバランスがよい一方で、下りの長さはしっかり残ります。ルート全体の雰囲気を見ておきたいなら、仙ノ倉山まで含めた映像も参考になります。
紅葉も始まっており、黄色や赤に色づいた草木が目を楽しませてくれました。
登山の途中で足を痛めてしまい、本当はもう少し距離を伸ばしたかったのですが、大事をとって仙ノ倉山のちょっと先までとしました。
仙ノ倉山でお会いした方が心配してくださり、一緒に下山してくれました。
とても有り難かったのですが、ご迷惑をおかけしてしまったことは大きな反省点です。

谷川岳を再訪するか平標山へ切り替えるかは、「楽さ」ではなく配分で判断したい
平標山は、怖い岩場に挑む山というより、配分の正確さがそのまま歩きやすさに返ってくる山です。だからこそ、写真だけを見て楽そうと判断するとズレやすくなります。
逆にいえば、松手山までを丁寧に歩けば、あの稜線の気持ちよさをきちんと味わえます。平標山は、見た目よりも配分の差が結果に出やすい山です。
谷川岳の列に疲れた人にとって、平標山はたしかに魅力的な選択肢です。ただし谷川岳を再訪するか、平標山へ切り替えるかを考えるときは、谷川岳より楽そうだからではなく、自分のペースで歩ける長いごほうびがあり、その代わりに松手山までの急登と補給、出発時刻の調整が重要になる山だと理解して選んだほうが失敗しにくいです。
平標山で出逢った神秘的なモルゲンロートの世界、平標山頂から始まる憧れの谷川連峰主脈縦走への挑戦、疲労困憊になりながら辿り着いた谷川岳など感動の情景に出逢えた最高の山旅になりました!
※今回は前後編に分けてお届けしていますので前編を御覧になられていらっしゃらない方は概要欄URLより御覧ください👇
【前編動画】
初夏の谷川連峰主脈・幕営編|土合駅から平標登山口へ移動して平標山と仙ノ倉山を望む絶景テント泊
👉https://youtu.be/8jqEPt-q_ck
▼チャンネル登録して応援して頂けると嬉しいです♪
👉https://www.youtube.com/channel/UC-9PtfwqUBrevg4GPsAY_6A?sub_confirmation=1
▼山岳写真オンラインストア『Taka Mountain Gallery』を開設しました♪
👉https://takamountain.base.shop
【Instagram】
📷山旅で出逢った四季折々の感動的な情景を綴っています♪
👉https://www.instagram.com/takao0113/
【撮影日】
2023年5月16日(火)〜17日(水) 1泊2日
【行程】
<1日目>
土合駅→越後湯沢駅→平標山登山口→松手山→平標山→平標山ノ家(テント泊)
<2日目>
平標山ノ家→平標山→仙ノ倉山→エビス大黒ノ頭→万太郎山→大障子ノ頭→オジカ沢ノ頭→谷川岳肩ノ小屋→トマノ耳→オキノ耳→谷川岳肩ノ小屋→熊穴沢避難小屋→天神平駅→土合口駅
【チャプター】
00:00 オープニング
02:26 平標山の朝焼け→仙ノ倉山
09:35 仙ノ倉山→エビス大黒ノ頭→万太郎山
21:20 万太郎山→オジカ沢ノ頭
30:39 オジカ沢ノ頭→谷川岳肩ノ小屋→オキの耳→トマノ耳→下山&エンディング
【撮影機材】
Camera:Canon EOS R5
Lens:Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM
Lens:Canon RF70-200mm F2.8 L IS USM
Action Camera:GoPro Hero10
【BGM】
・Made To Last(Tim Halperin)
・Shelter(Voyageur)
・Keep You There(Michael Shynes)
・You Can‘t Break My Heart(Victor Lundberg)
・I Will Always Be Yours(Ben Rector)
・Any Other Way(Beo)
・Pray(Gamma Skies)
・Goes And Starts(Daniel Pratt)
・Travelers(Emily Hearn)
・Let My Life Be Worship(Bethel Music)
On this mountain trip, in the middle of May, when summer is approaching, I went traversing the main ridgeline of the Tanigawa Mountain Range from Mt. Tairappyo to Mt.Tanigawa.
