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日光白根山はロープウェイで近く見えるのに、五色沼から先で急に長くなる 『最初の百名山』で失速しやすい理由
日光白根山はロープウェイで近く見えても、五色沼以降で急に長く感じやすい
日光白根山は、ロープウェイで一気に標高を稼げるぶん、出発前の気持ちが軽くなりやすい山です。関東から日帰りで百名山を狙う初級者ほど、「ロープウェイがあるなら手軽そう」と感じやすいかもしれません。山頂駅まで上がると、空気も景色もすでに高山らしく、ここから先はおまけのように感じる人も少なくありません。
けれど、その感覚のまま歩行計画を立てると、後半で急に苦しくなります。最初の百名山として歩く人の中には、体力不足だけでなく、距離感を読み違えたことで後半に失速したと感じる人もいます。
丸沼高原ロープウェイの案内を見ると、山頂駅から日光白根山へアクセスしやすい印象を持ちやすいです。実際の情報確認には運行案内が役立ちます。

この記事では、日光白根山がなぜ“最初の百名山”として失速しやすいのかを、体力論だけでなく距離感の錯覚という視点から整理します。楽に登れる山か、きつい山かという二択ではなく、ロープウェイ利用後のどこで判断を誤りやすいのかを知って、行動時間や補給量を見直すための記事です。
ロープウェイで標高を稼ぐと、山全体を甘く見やすい
ロープウェイを使う登山は、出だしの消耗が少ないぶん、全体の難しさを低く見積もりやすい特徴があります。標高2000m付近から始まると、地図上の標高差だけを見て「これなら短そう」と思いがちです。
けれど、登山のしんどさは標高差だけでは決まりません。日光白根山は、樹林帯、火山らしいガレやザレ、分岐の多い地形があり、ロープウェイ山頂駅から五色沼を回る周回ルートでは、下山後の登り返しも加わって負荷が積み上がります。
見えている山頂までの単純な往復ではなく、景色に引かれて周回すると印象以上に長くなります。ルートの雰囲気をつかむなら、ロープウェイ側からの周回の様子が見える記録も参考になります。
標高2000メートル付近までロープウェイで行くことができ、山頂までは3時間ほどかかりました。
00:16 日光白根山について
01:22 登山道入り口
02:18 避難小屋分岐
03:11 日光白根山の森林限界地点
04:03 日光白根山の山頂
04:43 周回コース下山ルート
05:26 座禅山火口の分岐
06:11 知る人ぞ知る隠れ絶景スポット見晴らし丘
この周回コースは全長7.1kmで累積標高差は751mとなっています。
朝8時半ごろスタートして途中数か所で休憩を挟み、戻ってきたのが15時頃でした。
2022年7月9日でロープウェイ駅付近は晴れていましたが、日光白根山の山頂付近は霧が濃かったです。途中まではかなり暑かったですが森林限界あたりから急に涼しくなり山頂付近では肌寒い感じでした。
日光白根山は栃木県日光市と群馬県利根郡片品村に間に位置しており、丸沼高原スキー場の駐車場からのアクセスが一般的かと思います。
住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
マップコード:735220270*01
心臓に持病のある妻と一緒に登った際に撮影した記録です。
体力に自信のない方や登山初心者の方は座禅山には登らずに白根山山頂からのピストンのコースもお勧めです。

初心者が誤解しやすいのは、「スタートが高い=楽」という短絡です。正確には、スタートが高いことで序盤の安心感が増し、疲労の出方を読み違えやすくなる、と考えたほうが近いです。
近く見える山頂と、実際の行動時間がずれる理由
山頂が見えているのに、なかなか着かない。日光白根山でこの感覚を持つ人は多いです。
理由のひとつは、樹林帯を抜けて視界が開けたあとは、目標物が視界の中に入り続けるからです。見えていると近く感じますが、実際には岩混じりの斜面や小さなアップダウンが時間を奪います。
とくに火山地形の山は、斜面の角度や足場の不安定さで平面距離以上に歩行時間が伸びます。目線の先にピークや神社、稜線が見えるため、心理的には「もう少し」が何度も更新されます。
結果として、体感時間と実時間がずれていきます。国土地理院地図で地形を事前に見ると、その錯覚をかなり減らせます。
ロープウェイ利用でも、案内や登山地図の標準コースタイムを確認すると、見た目より時間がかかることが分かります。雰囲気を確認する参考としては、この動画も分かりやすいです。
こんにちは、かほです⛰
今回は群馬県の日光白根山に行ってきました♪
私の歩いたコースタイムはこんな感じです⏬
9時00分 ロープウェイ山頂駅
(この間は樹林帯2時間 ガレ場1時間くらいです!)
12時00分 白根山山頂
(1時間休憩)
13時00分 山頂を出発
15時00分 ロープウェイ山頂駅
ロープウェイを使ったのでそこまで辛い道のりではないですが、
森林限界を越えたガレ場は神経を使うので
思ったよりも時間がかかりました!
ただ、森林限界を越えた後の雲海が本当にキレイで…!✨
ずっとこの場所にいたいと思いましたが、
ロープウェイの時間があるので渋々帰ります…😅
冬はスノーハイクもできるようなのでまた来たいです♪
ご視聴いただきありがとうございました!
次回の動画でお会いしましょう!
ご要望をいただいたので住所を設けさせていただきました!
ファンレター・プレゼントはこちらまで⏬
〒105-0013
東京都港区浜松町2-2-15
浜松町ダイヤビル2F
元OL登山日記かほ 宛
※冷蔵・冷凍が必要なもの、4kg以上のもの、
たて・横・高さの合計が150cm以上のものはお受取りができません
※お返事をお送りすることはできませんがご了承頂けますと幸いです
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イタリアのチャンネルもあります♪
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五色沼から先で急に長く感じるのは、地形と心理が切り替わるから
五色沼は景色の満足度が高く、そこで一度「もう山場は終わった」と感じやすい場所です。けれど実際には、そこから先に登り返しがあり、疲労がたまった脚にはこの上りがよく効きます。
数字だけ見ると控えめでも、終盤に現れることで体感は一段重くなります。五色沼で気持ちが緩んだあとに再び上りへ戻る流れが、長く感じる原因になります。
さらに、五色沼の周辺は風景が美しく、休憩時間が伸びやすい一方で、気持ちは少し緩みます。そこで再びペースを上げようとすると、脚より先に呼吸が乱れやすくなります。
景色を楽しむ区間から、現実的な帰路の区間へと心理が切り替わる瞬間に、急に長く感じるのです。菅沼ルートや外輪山周回の詳細なコース感をつかむには、弥陀ヶ池・五色沼・避難小屋の位置関係が分かる記録が役立ちます。
今回も多くの時間をガス切れ待ちと撮影に費やしておりますので、活動時間は参考になさらないでください。
【お知らせ】
★4Kに対応した編集をしています。メインカメラは4Kで撮影しておりますが、一部のシーンは4K非対応のカメラで撮影しておりますのでそれほど画質が良くありません。薄暗いシーンは光量不足により手ブレしていて見苦しい場面などがあります。ご承知おきください。
【チャプターリスト】
0:00 オープニング・登山口へのアクセス
1:38 菅沼コース登山口~弥陀ヶ池
4:34 弥陀ヶ池~白根山山頂
9:06 白根山山頂~避難小屋
13:13 避難小屋~前白根山
17:05 前白根山~五色山~五色沼
20:57 五色沼から下山・エンディング
【登山口までのアクセス】
東京方面から日光白根山のある奥日光へ向かうには、
①関越自動車道の沼田ICから国道120号
②東北自動車道→日光宇都宮道路の清滝ICから国道120号
の2つの行き方があります。どちらから向かうにしても国道120号沿いにある菅沼キャンプ場を目指し、その向かいにあるレストラン「菱屋」の左に有料の駐車場の入り口があります。
【駐車場情報】
お店の駐車場は無料ですが営業時間外はロープで閉鎖されるので、登山の場合は有料駐車場に停めます。「菅沼ルート登山口有料駐車場」は料金1000円。入口の小屋で料金を支払います。管理の方が不在の場合はポストに投入します。駐車中や出庫時の支払いチェックはありませんでした。トイレはお店の物が借りられます。小屋の奥に続く砂利の坂の両側に駐車します。入口付近の数台分以外は斜面に横向きに停めることになるので車が水平にならず、車中泊には向いていません。
その駐車場から砂利敷の林道を車で1,2分奥へ行くと登山口があり、そのすぐ裏に17台ほど停められる駐車場があります。「社有地のため有料」の標示があります。地面は砂利で舗装され水平な上、ロープで区分けするなど管理が行き届いている感じでした。近くにトイレや水道、店などはありません。この駐車場までの林道は多少の凸凹はありますが、普通車で問題なく通行可能でした。トイレや水道の有無を気にしない場合はこちらの駐車場の方が静かで登山口も近いのでおすすめです。
なお、どちらの駐車場も携帯の電波は一切ありませんでした。
【ルート概要】
①菅沼登山口~弥陀ヶ池(CT:1時間50分)
菅沼駐車場から砂利の林道を数分歩くと右手に出てくる大きな看板から登山開始。始めは平坦な林の中を歩きます。広々と開けた林なので、踏み跡をよく見て歩かないとコースを見失いそう。
なだらかな道はすぐに急登に変わります。手を使うほどではありませんが急な岩場もあります。針葉樹と苔と岩が美しいしっとりした森の中、標高をあげていきます。登山口から約500mの標高差を登り切ると、目の前に豊かな水をたたえた弥陀ヶ池(みだがいけ)が出てきます。日光白根山の雄々しい岩峰が映った弥陀ヶ池を見ると疲れが吹き飛びます。池の水はとても透明度が高く、サンショウウオも泳いでいました。池の脇を進んで行くと休憩に適した広場もあります。
ちなみに弥陀ヶ池付近ではクマの目撃情報もあります。特に人の少ない時間帯などは対策をすると安心です。
②弥陀ヶ池~日光白根山山頂(CT:1時間10分)
弥陀ヶ池の広場は分岐になっています。左に進むと20分ほどで五色沼へ行けますが、まずは山頂を目指して右へ。10分ほど登るとまた分岐が出てきて、右は座禅山、直進は七色平方面、左が白根山山頂です。
この分岐を左折し、白根山本峰に取り付きます。ここから山頂までの標高差は約300mですが、上部に行くほど傾斜が急になり、最後は両手両足で岩を攀じ登る場面もあります。一つのピークに登り切り、火口のような窪地を越えると日光白根山山頂(2578m)に登頂です。
山頂からは男体山や中禅寺湖、尾瀬の燧ケ岳や至仏山、谷川岳や浅間山など、名峰の数々が眺められます。この日は雲が多かったため男体山の裾野と中禅寺湖の一部、一瞬女峰山が見えただけでした。
山頂周辺はいくつものピークや火口が寄せ集められたような複雑な地形をしています。ロープウェイ側のピークに小さな社「奥白根神社」がありますが、トイレや山小屋、水場はありません。
③日光白根山山頂~五色沼避難小屋(CT:1時間半)
奥白根神社の前が分岐になっていて、右はロープウェイの駅へ下る道、左は五色沼へ下る道です。分岐を左に進み、絶景に向かってザレた斜面を下っていきます。しばらく高木のない眺めのいい道が続き、さらに下っていくと樹林帯になります。開けた谷間に出ると左手に赤い屋根の避難小屋が見えます。
無人の避難小屋にトイレや水場はなく建物自体も年季が入った様子でした。寝床が2階建てになっていて充分な人数が寝泊まりできそうですが、清潔さや快適さは期待できません。避難小屋の前を直進すればすぐ五色沼に出るので、時間や体力に余裕がない場合はそちらのルートでも楽しめると思います。
避難小屋の左に入っていく道が外輪山の稜線に至る道です。標高差100mほどの樹林帯の急登を登ると明るい稜線上に飛び出します。
④外輪山(前白根山・五色山)~五色沼(CT:約1時間)
外輪山の稜線上は展望が開けており、左手には五色沼越しの日光白根山、右手には男体山や中禅寺湖を眺めながら歩くことができます。稜線の先に見える赤茶けた岩のピークが前白根山です。道端に咲くコマクサなどを眺めながら砂礫の急登を数10m登ると前白根山山頂に到着します。山頂標を過ぎて下っていく道は湯元の登山口へ至る道です。山頂標まで来たら来た道を少し戻り、再び外輪山周回コースを進みます。ここから五色山までの稜線は特に眺めがよく、五色沼と日光白根山の全景が見渡せます。
前白根山から30分ほど稜線を進み、坂を登り切ったピークが五色山山頂です。この山頂からは金精峠や湯元に下る道が分岐します。特に金精峠への道は登山道も荒れ気味で上級者向けのコースです。金精峠登山口の駐車場は無料で停められ登山口へのアクセス良好ですが、こちらのルートを通る場合は登山道の状況をよく下調べして検討することをお勧めします。
五色山から笹の稜線を20分ほど進むと、右は弥陀ヶ池、左は五色沼に向かう分岐が出てきます。せっかくなので五色沼のほとりに向かうべく左折します。この分岐から下っていく道がとんでもない斜度のザレ場で、転倒や落石の危険大。通行される際には注意が必要です。この傾斜を下り切ると五色沼のほとりを横切る道に突き当ります。
五色沼の北岸からは、五色沼の向こうに日光白根山が堂々と鎮座している絶景が眺められます。風がなければ逆さ白根山が拝めるかもしれません。
⑤五色沼~弥陀ヶ池~菅沼登山口(CT:2時間)
五色沼から弥陀ヶ池へ向かうには樹林帯の道を標高差100mほど登り、開けた峠を越えていくことになります。登山終盤での登り返しが体に堪えます。弥陀ヶ池からは来た道を登山口まで戻ります。
【感想】
雲が多く展望があまり効かない日だったので、周囲の山々があまり見られなかったのは残念でした。しかし、雲で隠れていた白根山本峰が突然現れたり、鈍色の五色沼が日光が降り注いだ瞬間にパッとエメラルドグリーンに輝いたり、大自然の変化が楽しめる一日でした。
菅沼ルートは、弥陀ヶ池到着まではやや単調な山道が続きますが、弥陀ヶ池から先はずっと変化に富んだ登山道を歩くことができます。比較的コンパクトに火山らしいダイナミックな地形を楽しめる素晴らしいコースです。
特に前白根山から五色沼までの外輪山歩きは展望もよく最高です。山頂までのピストンだけでなく、余裕があれば是非外輪山も歩いてみてほしいと思いました。
【BGM】
Song2,3,6,7 :from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound)
Song4: Green Forest - Riot(YouTube Audio Library)
Song5: Kevin Graham - Breaking Through(Vlog No Copyright Music)
Song8: Water Lily - The 126ers(YouTube Audio Library)
Song9: Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)
【YAMAP活動記録】
https://yamap.com/activities/19486968
#日本百名山
#日光
#日光白根山
#菅沼
#五色沼

五色沼から弥陀ヶ池へ戻る登り返しが終盤に堪える、という感想はYAMAPなどの活動ログでも見られます。行動時間の感覚を比べるなら、こうしたユーザー記録を出発前に数本見るだけでも印象が変わります。
最初の百名山で失速しやすい人に共通する3つの思い込み
ひとつ目は、「ロープウェイがあるから入門向けだろう」という思い込みです。アクセスのしやすさと、歩いてからの負荷は別の話です。
ロープウェイは出発点を上げてくれますが、岩場やガレ場を安定して歩く技術までは補ってくれません。行きやすさと歩きやすさは、同じではありません。
ふたつ目は、「百名山の中ではやさしいなら、自分でも余裕だろう」という比較の誤解です。やさしいかどうかは、経験者の比較軸で語られることが多いです。
初心者にとっては、足場が変わる、景色に気を取られる、下山後に登り返す、といった複合要素のほうが効きます。ロープウェイ側周回を初心者向けと紹介する動画もありますが、そうした情報ほど自分の歩行経験に置き換えて読む必要があります。
登山道の様子など参考にしてもらえたら嬉しいです!
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三つ目は、「山頂が見えたら、あとは気持ちで行ける」という考えです。実際には、見えてからが長い山ほど、補給やペース配分の差が露骨に出ます。
気持ちで押せるのは短時間だけで、最後は淡々と歩けるかどうかに変わります。見えていることと、すぐ着くことは別です。
実際にしんどくなるのは、脚力そのものより配分ミスとペースの崩れ
日光白根山での失速は、単純な筋力不足だけでは説明しにくいことが多いです。むしろ多いのは、序盤に速く歩きすぎる、景色のいい場所まで補給を先延ばしにする、写真休憩で止まりすぎて再始動が重くなる、といった配分の乱れです。
脚が終わる前に、リズムが壊れてしまうわけです。後半できつくなる人ほど、体力そのものより歩き方の崩れが先に出ています。
初心者は「疲れたら休む」で対応しがちですが、失速しにくいのは「疲れる前に少し整える」歩き方です。たとえば60〜90分に一度は短く補給する、水を少量ずつこまめに飲む、急斜面でだけ頑張らない、といった基本が効きます。
山の天気や気温変化は体力消耗に直結するので、日本気象協会の山の天気情報も確認しておくと安心です。
ロープウェイの最終時刻がある山では、焦りもペースを壊します。下山時刻から逆算して、山頂で粘りすぎないことも大切です。
運行情報の最終確認は、出発前にロープウェイ案内で済ませておくと安心です。
日帰りの初級者が、行く前に見直したい準備
日光白根山を最初の百名山として気持ちよく終えるには、特別なトレーニングよりも、山の見え方を信じすぎない準備が役立ちます。まず大事なのは、山頂までの時間だけでなく、下山と登り返しまでをひとまとまりで考えることです。
五色沼に行くなら、そこが終点ではありません。帰りの負荷の始まりでもある、と見ておいたほうが実際の感覚に近くなります。
準備としては、次の3つを意識するとかなり変わります。
- ロープウェイ利用でも「しっかり歩く山」として行動時間を見積もる
- 山頂が見えてもペースを上げず、補給のタイミングを先延ばしにしない
- 周回にこだわりすぎず、当日の天候や脚の残り具合で白根山に行くか、あるいはピストンに切り替えるかを再判断する
日光白根山は、近く見えるのに遠い山です。でもそのギャップを一度知ると、次からは地図の読み方も、休憩の入れ方もかなり変わってきます。
最初の百名山で大事なのは、余裕で勝つことではなく、距離感を誤魔化さずに帰ってくることです。ロープウェイ利用後の行動時間と補給量を見直したうえで、それでも歩けそうかを出発前に判断できれば、失速しにくさはかなり変わります。