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乾徳山は“鎖場があるから難しい”だけではなかった 国師ヶ原までの普通の道で集中が切れる人のほうが止まりやすい
大平高原ルート(国師ヶ原経由)は、鎖場の印象が強いぶん前半の失速が見えにくい
乾徳山の大平高原ルート(国師ヶ原経由)というと、どうしても鳳岩の約20mとされる鎖場の写真や動画が先に目に入ります。たしかに象徴的な場面ではありますが、それだけでこのルートの難しさを説明すると少しズレます。
実際には、このルートでは、そこへ着く前の歩き方が後半に影響しやすいと感じます。山頂直下だけを警戒していると、前半での崩れに気づきにくくなります。
乾徳山を岩場の山として警戒している人ほど、鎖場対策だけで計画を立てがちです。ただ、日帰りで歩く初級〜中級者にとっては、国師ヶ原までの長さと単調さのほうが先に効いてくることがあります。山梨周辺で少し岩場のある山を試したい人にとっても、乾徳山は鎖場だけでなく前半の自己管理を含めて見ておきたい山です。
山梨市観光協会の案内でも、大平高原からの乾徳山は変化に富んだ山として紹介されており、ルート全体を先に見ておくと印象が変わります。登山前の基礎情報として、まず公式情報を確認しておくと、鎖場だけを切り出して考えにくくなります。
動画でも鎖場が注目されがちですが、ルート全体の流れを確認するなら解説系の動画も役立ちます。見ていると、問題は「登れるか」だけでなく、「そこまで余力を残して着けるか」にあることが分かります。
【チャプターリスト】
0:00 オープニング・登山口へのアクセス
3:28 登山口~国師ヶ原十字路
7:48 国師ヶ原十字路~カミナリ岩
13:15 カミナリ岩~乾徳山山頂
17:35 乾徳山山頂~北峰への往復
22:08 下山・エンディング
【登山口までのアクセス】
中央高速を「勝沼IC」で下車。国道20号線を越えてフルーツライン、県道213号線、国道140号線、県道209号線を経由し、三富徳和の集落にある乾徳山登山口駐車場へ向かいます。高速を降りてから約25分、18㎞の道のりです。
【駐車場情報】
★乾徳山登山口駐車場(徳和駐車場)〒404-0205 山梨県山梨市三富徳和799付近
集落の中心にある「乾徳山登山口バス停」の目の前にある。無料。30台程度。トイレ、自販機、無料休憩所が至近にあり。24時間入庫可。アスファルト舗装。地面は水平。人気のためすぐ満車になる。登山口まで一般道と林道を歩いて30分。道満山ルートの登山口までは15分。
★徳和第二駐車場(臨時駐車場)
上の駐車場が満車の場合は100mほど戻ったところにあるこちらに停める。無料。グラウンドが駐車場として開放されている。地面は土か芝生だが水平。トイレ等の設備無し。満車になることはなさそうなほど広い。
★林道入口の駐車スペース→閉鎖中
駐車場から登山口へ歩いていく途中、舗装路の終点付近のスペース。ネット情報では8台程度駐車可とありますが、2022年11月現在はロープが張られ閉鎖されています。
★民宿等の駐車場
徳和駐車場から登山口の間にある民宿や釣り施設に「駐車できます」「コインパーキング300円」などの看板あり。登山者も相談すれば停められるかもしれません。
【ルート概要】
①乾徳山登山口駐車場~国師ケ原十字路(CT:2時間)
駐車場から登山口へは集落と林道を25分ほど歩きます。味のある民家や民宿、マスの養殖場などを横目に見ながら歩きます。集落の奥までくると舗装路が終わり、路面の荒れた林道歩きとなります。
登山口からは杉林の中の道です。水が枯れていることが多いという水場「銀晶水」を通過し、何回か林道の跡を横切りながら標高を上げていきます。しばらく登っていくと暗い杉林は葉の落ちた落葉松や広葉樹の森に変わります。尾根の上に続くつづら折りをしばらく登っていくと、徐々に展望が開け始めます。
尾根の上部に上がり、なだらかな道をしばらく行くと「錦晶水」という水場が出てきます。この日は水量が少なかったですが冷たくて美味しい水でした。 錦晶水を過ぎ平坦な道を歩いて行くと左前方にピラミダルな乾徳山の姿が見え始め、ほどなくして国師ケ原十字路に到着します。
②国師ケ原十字路~乾徳山山頂(CT:1時間20分)
国師ケ原十字路を左に行くと「高原ヒュッテ」、右に行くと大平高原方面です。帰りはこの十字路に左側から来て右側へ進んでいくことになりますが、山頂へは直進です。十字路からしばらく登っていくと草原の中の道になり、展望が開けてきます。左前方には乾徳山の険しい山頂が、後ろを振り向くと南アルプスや富士山が遠望できます。やがて前方に大きな岩「月見岩」が見えてきます。月見岩とその先の「扇平」という標識のある場所が分岐になっています。右に進むと大平方面に下ることができます。「扇平」分岐から少し進んだところに「手洗い岩」があります。手洗い岩には水が溜まっていて確かに手を洗うことができます。
手洗い岩を過ぎると雰囲気が変わり、岩だらけの樹林帯の道となります。 手足を使って登るような岩場が山頂まで連続します。この区間は「カミナリ岩」などの急な鎖場や、ロープ、鉄のハシゴが設置された岩場が連続します。全体的にかなり滑りやすい岩質な上、足元が断崖絶壁になっている箇所もあります。
「髭剃岩」や「胎内」、「雨乞い岩」などの奇岩が楽しい区間でもあります。「髭剃岩」は岩の間の狭い隙間を進んでいくと断崖絶壁の上に突き当り、目の前に絶景が楽しめます。かなり狭いのでふくよかな方は奥まで行けないかもしれません。細身の方でもザックは置いて入る必要があります。
そして、山頂直下に待ち構えるのが約20mのほぼ垂直の岩壁「鳳岩」です。鳳岩の下部は細いクラックを手掛かり足掛かりにしつつ登りますが、結局は鎖に頼ることになります。下部の岩壁をクリアすれば上部は比較的登りやすい岩で、それを乗り切れば乾徳山山頂です。自信のない方は右側にある迂回路から頂上に直接登ることもできます。
③乾徳山山頂~乾徳山北峰(CT:往復10分)
山頂には頂上の柱と小さなやしろが祀られていました。山頂は狭く強風も吹き抜けるため、休憩には向きません。鳳岩手前にある広い場所などで休憩するといいと思います。山頂から迂回路を経由して来た道を戻ってもいいですが、登ってくる人とのすれ違い待ちが長そうです。今回は頂上からさらに先へ進み、北峰にも立ち寄って周回するルートを選びました。
山頂の先に現れる鉄の梯子や鎖場を下っていきます。険しい岩稜をしばらく進むと分岐が現れます。 分岐を右に進むと北峰に向かうことができます。北峰までは暗い樹林帯の中を歩きます。 踏み跡が薄く道を見失いそうになりますが、ピンクのテープやプレートを頼りに進みます。分岐からおよそ5分で北峰の山頂に到着します。北峰は樹林帯の中で展望もありません。その先には黒金山に続く道が続いていますがここで引き返します。
④乾徳山北峰~~国師ケ原十字路(CT:1時間10分)
北峰から先ほどの分岐へ戻り左側の道へ進みます。そこから標高差200mほど岩のガレ場を下る道になります。かなりの急傾斜で浮石だらけの岩の道が続きます。ガレ場が終わると山腹を巻く道になります。途中、滑りやすい一枚岩をトラバースしたりする場所もありますが、全体的になだらかな道です。
長い樹林帯の道を歩き続けると、明るく開けた場所に出ます。そこにある小屋が「高原ヒュッテ」です。トイレもあり室内で休むこともできます。 ヒュッテを過ぎるとすぐ国師ケ原十字路に戻ってきます。
④国師ケ原十字路~乾徳山登山口駐車場(CT:2時間)
十字路を直進し、なだらかで広い坂道を少しの間登ると、そこからはひたすら下る道になります。右に甲府盆地越しの富士山を眺めながらしばらく下ると、左に道満尾根コースで扇平へ登る分岐が出てきます。その分岐を過ぎた少し先に、くねくね走る林道をショートカットできる細い道が何度か出てきます。太い林道を歩くこともできますがショートカット道を使うとかなり時間短縮になります。やがて左に「大平高原」への分岐が出てきますが右の「徳和」方面へ進みます。
そこからは尾根の上を下る道となります。再び現れる林道を通り過ぎなおも下ると、道満山山頂に到着します。道満山から標高差約400mの急傾斜を一気に下ると、登山口である徳和峠に到着し、山歩きが終わります。少し下ったところにある鹿よけ柵の門を通り過ぎ、集落の中の一般道を歩いて駐車場まで戻ります。登山口から駐車場まではおよそ15分です。
【感想】
乾徳山は二百名山ですが、百名山に選ばれてもおかしくないほど素晴らしい山だと感じました。登山口から国師ケ原十字路までの気持ちの良い樹林帯の登り、その先の明るい草原歩き、そして山頂までの適度にハードな岩登りと山頂からの360度の絶景。変化に富んだ登山道で標高差のわりにそれほど疲労感のない山歩きができました。都心からのアクセスもよく、駐車場や道標、登山道もよく整備されており、登山者に優しい快適な山です。色々な季節にまた訪れたいお気に入りの山になりました。
【BGM】
Song2,3,4 :from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound)
Song5 : Green Forest - Riot(YouTube Audio Library)
Song6 : Kevin Graham - Breaking Through(Vlog No Copyright Music)
Song8 : Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)
【YAMAP活動記録】
https://yamap.com/activities/21205812
【撮影機材】
薄暗いシーンの撮影が弱点のGopro HERO8を補助するため、今回からDJI Osmo Pocketを導入しました。薄暗いシーンの手ブレが改善されたと思います。
明るい歩行シーンはGopro HERO8、ズームするシーンはSonyのHDR-PJ790V、薄暗いシーンはDJI Osmo Pocketで撮影しています。
#日本二百名山
#秩父
#乾徳山
#甲府
#山梨

国師ヶ原までの普通の道で、集中と補給が崩れやすい
大平高原ルートで国師ヶ原までの道は、派手さの少ない区間です。林道歩き、樹林帯、つづら折り、やや単調な登りが続き、危険箇所として語られにくいぶん、気持ちが散りやすくなります。
一般に登山では、ここでペースを上げすぎたり、水を飲むタイミングを後回しにしたりすると、後半に影響が出やすくなります。見た目が普通な区間だからこそ、自己管理の差が出やすいと感じます。
YAMAPの山情報ページでも、コース全体の行動時間や区間感覚を把握しておくことが大切だと感じます。数字で見れば極端ではなくても、前半でじわじわ削られやすいルートだと感じます。
「普通の道だから大丈夫」と思いやすいのも落とし穴です。景色の変化が少ない時間帯ほど、自分の呼吸の乱れや脚の重さに気づくのが遅れます。
派手な危険がない区間ほど、登山では丁寧さがそのまま後半の安定につながります。乾徳山では、この前半をどう歩くかが鎖場の通過感まで左右しやすいです。
止まりやすい人に出やすい3つの崩れ方
ひとつ目は、スタート直後から周囲の速さにつられてしまうことです。休日など人が多いタイミングでは、前を譲ったり追い越されたりするたびに歩調が乱れやすくなります。
その結果、知らないうちに自分のペースを失い、前半で余計な消耗を重ねてしまいます。
ふたつ目は、補給の遅れです。国師ヶ原までに大きな緊張場面がないぶん、「まだ本番じゃない」と感じて食べるのを先送りしがちです。
ところが、月見岩より先の岩場は、エネルギー不足のまま入ると身体の重さを感じやすくなることがあります。実際の歩行イメージは、次の動画でもつかみやすいです。
乾徳山は岩場が多くある山で、山頂手前にはほぼ垂直の20mの岩場があります!!
果たして無事に登り切る事ができたのか!?⚠️
動画を見て確認してみてください〜😆
◆目次
0:00 オープニング
2:31 乾徳山とは
3:18 コース
6:08 駐車場
6:44 車アクセス
6:55 公共交通機関アクセス
7:14 Vlogスタート!
7:30 登山口
12:07 国師ヶ原
15:15 月見岩
19:18 鳳岩
22:08 ランチタイム
25:32 エンディング
◆登山情報
・季節:春
・日時:2024.5.5(日)
・登山スタイル:日帰り
・歩いた距離:9.8km
◆今回歩いたコース
徳和駐車場→乾徳山登山口→国師ヶ原十字路→月見岩→乾徳山
→同じ道で下山
◆メモ
●トイレ
・乾徳公園、高原ヒュッテ
●駐車場情報
・徳和駐車場に7:12分ごろに到着。満車
・乾徳公園駐車場はかなり空きあり
◆関連動画
●奥穂高岳 撤退記はこちら▼
https://youtu.be/eM37eoVR7P4
●2023涸沢カールはこちら▼
https://youtu.be/RIBLMXpD3fI?si=pkfHwXJQAwQXNBhl
●金峰山の動画はこちら▼
https://youtu.be/hjBC0-H9d90
●瑞牆山の動画はこちら▼
https://youtu.be/dh3x7oSqO70
◆Instagramアカウント▼
https://www.instagram.com/naruminsan/
◆X (Twitter) アカウント▼
https://twitter.com/2021_naru
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#登山#乾徳山#山梨

三つ目は、集中の切れ方が分かりにくいことです。鎖場なら誰でも慎重になりますが、普通の登りでは考え事をしたり、足運びが雑になったりしやすくなります。
小さなつまずきや無駄な踏ん張りが増えると、脚を静かに消耗します。止まりやすいケースでは、急に止まるのではなく、前半の乱れが少しずつ表面化していることがあります。
加えて、行動直前の段階では、体調や天候を見て引き返す判断をどこで入れるかも考えておきたいところです。鎖場まで行ってから考えるのではなく、国師ヶ原までの時点で余力を確認する前提でいるほうが計画を組み直しやすくなります。
月見岩より先を楽にするのは、前半の歩き方だった
大平高原ルートの後半は、月見岩を過ぎてから一気に山の表情が変わります。岩が増え、手を使う場面が出てきて、いよいよ乾徳山らしさが始まります。
ここで余裕がある人は、難所を技術だけで越えているのではなく、前半を崩さず入ってきています。
月見岩以降の雰囲気は、映像で先に知っておくと安心です。岩場への移行と山頂直下の緊張感を視覚的に確認しておくと、現地での戸惑いが減ります。
山頂手前には20mのほぼ垂直の岩登りがあるらしい
ご視聴ありがとうございます 88ヨイショ! です@88yoishow
初心者でも安心して行ける山を実際に行ってみて紹介したいと思います
山頂手前には20mのほぼ垂直の岩登りがあるらしい
以前から気になっていた乾徳山
天気もよさそうだし富士山もばっちり見れるであろうって
50代の夫婦で岩場に挑んでみました
垂直クサリ場20mは自分達ではまだ早いのか?
今ではもう普通の登れるのかハラハラドキドキ
山頂の絶景とスリリングな雷岩や鳳岩
ハシゴやザレ場下りと最高に楽しめる山です
YAMAP乾徳山 https://yamap.com/activities/21233981
駐車場は大平壮駐車場(800円/日)
それなりの台数停められますが
約7キロのコース
#乾徳山 #鎖場 #岩場
0:00 イントロOP
1:21 登山道入口
4:20 岩が出てきた
5:41 髭剃岩
6:40 断崖絶壁の絶景
7:48 雷岩
8:45 鳳岩(垂直20m?)
12:33 えっ?登っていたの?
13:50 山頂
14:55 エンディングまで
エンディング曲
Pod of Rain / 小川秀和 feat. Flehmann
https://youtu.be/kpQJsNuUrTI
音源使用元
多くのクリエイター様の作品に感謝!
DOVA-SYNDROME
https://dova-s.jp

逆に言えば、ここで急に難しく感じる人は、技術だけでなく前半の使い方にも原因があるかもしれません。後半の岩場は、それまでの歩き方がそのまま出やすい区間です。
特に鳳岩では、登攀技術だけでなく判断力も必要です。疲れていると、順番待ちの間に身体が冷えたり、他人の動きに焦ったりします。
鳳岩そのものの難しさを知るには、短い動画も参考になります。核心では腕力だけでなく落ち着きも重要な要素のひとつであり、その状態は国師ヶ原までの歩き方に加えて、体調・天候・装備・技術にも左右されます。
乾徳山といえば20mのほぼ垂直の鎖場の壁である
鳳岩が有名で登山をしている物なら殆どの方がその写真を
見たことある程ではないでしょうか。
その鳳岩を登っている動画になります。
その鳳岩の核心部で足が滑ってしまった所で撮影を停めています。
ここをどう登るかが鳳岩の醍醐味ではないでしょうか?!
#登山#山行#トレッキング#鎖場#山の会#山岳会#サークル#ガイド#ツアー#乾徳山

実際の山行イメージで見る、どこで流れが切れるのか
ありがちな流れはこうです。朝の林道と樹林帯で思ったより時間がかかり、「まだ鎖場前だから」と補給を我慢します。
国師ヶ原で一度景色が開けて気分は上がるものの、そこで休憩を短く切り上げてしまい、月見岩までの登りで脚に重さを感じ始めます。そうして岩場に入った瞬間、急に難しくなったように感じるのです。
この感覚は、外から見ると鎖場で止まったように見えます。でも実際には、その前から流れが切れています。
ルート紹介としては登山口情報も便利ですが、駐車場や取り付きだけでなく、「どこで整えるか」までイメージしておくと山行の質は変わります。

全体の温度感を知りたいなら、展望と岩場の切り替わりが見える動画も参考になります。このルートは、派手な核心の山というより、前半の静かな消耗が後半に出やすいと考えると、実態にかなり近づきます。
乾徳山は、岩場・鎖場の連続するちょっとスリルあるお山です。
山頂からは富士山・南アルプスの展望があり、登山道も見晴らしがよく絶景山歩きが楽しめます。是非ご覧ください♪
自身が参加しているバンド(biological specimens)の楽曲使用しています!
良かったらこちらも聴いてください↓
opening使用曲:https://youtu.be/zGXKA3NRHGA
ending使用曲:https://youtu.be/dv4DIXbzb6Y

乾徳山を最後まで安定して歩くために、休憩配分と撤退判断まで決めておく
このルートで安定しやすい人は、鎖場対策だけをしている人ではありません。むしろ前半を丁寧に使う前提で、出発から国師ヶ原までをひとつの重要区間として見ています。
スタートを抑えること、1時間前後で軽く補給すること、景色がなくても呼吸と脚の状態を確認すること。この地味な積み重ねが、後半の安定につながります。
実践的には、次の3つだけでもかなり違います。
- 前半で息が上がる歩き方をしない
- 国師ヶ原かその手前で一度しっかり飲食する
- 月見岩に入る前に、余力が乏しければ無理をしないと決めておく
事前に区間認識を作っておくと、鎖場に意識を持っていかれすぎず、山全体を落ち着いて見やすくなります。
大平高原ルートの乾徳山は、「鎖場があるから難しい山」とだけ捉えると準備がズレます。むしろ、普通の道で雑にならないほうが最後まで歩きやすくなります。
鎖場に目を奪われすぎず、国師ヶ原までをどう歩くか。そこを整えられれば、このルートの後半は怖さだけでなく面白さとして受け取りやすくなります。行動直前には、鎖場対策に加えて休憩配分と撤退判断まで含めて乾徳山の計画を組み直しておくと、実際の歩きやすさにつながります。
