Latest posts
双児山を越えてから空気が変わった——甲斐駒ヶ岳で仙丈ヶ岳の歩き方が通じにくいわけ
『北沢峠から近い』のに削られる違和感
北沢峠からの甲斐駒ヶ岳は、黒戸尾根ほどの圧倒的な厳しさではありません。だからこそ、仙丈ヶ岳や木曽駒ヶ岳を歩いたあとに「次の一座」として検討しやすく、頭の中で勝手に“手の届く百名山”へ分類してしまいやすい山でもあります。
ところが実際に歩くと、双児山を越えたあたりから、じわじわ脚が持っていかれる感覚が出てきます。北沢峠側なら日帰りや1泊でも考えやすい一方で、単純な標高差や距離だけでは説明しきれない、独特の削られ方があります。
甲斐駒ヶ岳は、樹林帯の登り、稜線のアップダウン、岩混じりの足場、そして駒津峰以降の区間を中心に白砂やザレ、岩場が現れ、少しずつ歩きの型を変える山です。計画を立てる段階では、時刻表を含む公式情報や林道バス情報も確認しておくと解像度が上がります。
強く言いたいのは、甲斐駒ヶ岳は“黒戸尾根ではないから楽”なのではなく、“比較対象のせいで油断しやすい”山だということです。北沢峠から双児山、駒津峰を経て山頂へ向かう流れは、映像で見ておくと雰囲気をつかみやすくなります。
2022年7月2日土曜日、南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登りました。中央高速で甲府を過ぎた辺りを走っていると、八ヶ岳の反対側に高くそびえる南アルプス北部の山々。その中でもひときわ目立つのがこの山です。雪が積もっているように白く三角形な山頂。丸い頭の摩利支天を従えたその個性的な姿。ずっと憧れの山でしたが日本三大急登の「黒戸尾根」のイメージが強く、近寄りがたい山でもありました。
今回は北沢峠を起点とした最短コースを使い、日帰りで甲斐駒ヶ岳を楽しむ山旅を計画しました。午後から天気が崩れる予報のため、朝の内に展望が楽しめる場所まで登りたいと思います。そこで、登りは絶景の尾根歩きが楽しめる双児山コース、下山は雨に強い樹林帯中心の仙水峠コースを選びました。
【【お知らせ】
★4Kに対応した編集をしています。メインカメラは4Kで撮影しておりますが、一部のシーンは4K非対応のカメラで撮影しておりますのでそれほど画質が良くありません。薄暗い道のシーンは光量不足により手ブレしていたり、カメラが曇っていて見苦しい場面などがあります。ご承知おきください。
【チャプターリスト】
0:00 オープニング・登山口へのアクセス
2:01 北沢峠~双児山
5:35 双児山~駒津峰
7:46 駒津峰~六方石分岐
9:56 直登ルート~甲斐駒ヶ岳山頂
14:24 山頂~摩利支天~巻きルート
17:45 六方石分岐~仙水峠
20:24 仙水峠~北沢峠・エンディング
【アクセス】
中央高速を諏訪ICで降り、国道152号線で伊那方面へ40㎞程走ります。美和湖を過ぎた辺りで南アルプススーパー林道方面に左折し道なりに数分走ると左手に仙流荘が、そしてそのすぐ先に2つの駐車場があります。国道152号線に入ってからは道の駅はありますが、道沿いにコンビニがありません。夜間に食料などを調達する場合は高遠市街へ少し寄り道するか、諏訪IC付近で済ませる必要があります。
【駐車場・温泉情報】
登山者用駐車場は仙流荘の隣に2つあります。手前が約100台、奥は300台停められますが、ハイシーズンは満車になることもあります。バス停近くにはトイレや無料WiFiもあり地面は水平、夏場は暑いですが車中泊にも向いています。駐車場は5日間まで1000円。出庫時に係の方に支払います。
仙流荘は宿泊だけでなく600円で日帰り入浴もできます。(12:00~20:00)
仙流荘前のバス停「戸台口」から南アルプス林道バスに1時間程乗って、登山口である北沢峠へ向かいます。
【★重要★バス情報】
仙流荘から北沢峠の間の林道はマイカーやタクシーは通行不可。距離も長くクマも出るそうなので徒歩で移動するのは現実的ではありません。そのため、行きと帰りのバスによって計画が大きく制約されます。特に日帰りの場合、行きのバスが遅い時間帯になってしまうと、帰りのバスに乗るために登頂を諦めたり焦ってケガをしたりする事態になりかねません。運行期間や運行時刻は時期によって異なりますのでHPをよくチェックする必要があります。
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html
バスは補助席も含めて約30人乗りの車両が数台あります。この日は乗客が多かったので、始発にかなりの台数が出動していました。車中泊した方であってもバス停に並ぶのが遅くなると始発に乗れず、そのバスが戻ってくるのを待たなければいけません。すると北沢峠到着が1時間半ほど遅れますので計画が厳しくなります。
道路側に乗車するための列(1列)、左側に切符を買うための列(2列)ができます。荷物で場所取りをするローカルルールになっているようですので、到着したら両方の列に荷物を置きます。切符を買う列は右がキャッシュレス、左が現金の列に別れます。キャッシュレス券売機は1台、現金は2台あり、圧倒的に現金の列の方が流れが速いです。混雑時は現金で購入することをお勧めします。切符購入列のうち左側の列に並ぶのが一番スムーズです。
(2023年9月の三連休の初日には、早朝3時の時点で乗車列にも切符購入列にも荷物の長蛇の列ができていました。ちなみに前日21時にすでに20個ほど置いてありました。ザックだけでなくスタッフバッグや水筒、ストックなど、色々な物が置かれていました。始発は5:30でしたが、4:48に切符販売開始、5:15に一台目が発車しました。)
下山時、時刻表以外の時間でも乗客が集まり次第発車してくれるなど、柔軟に対応してくれるのでとても助かります。料金は手荷物(小さいザックも手荷物)込みで往復2740円です。
【ルート概要】
①北沢峠~双児山
北沢峠でバスを降りると、多くの方が仙丈ケ岳や長衛小屋の方に向かい、双児山方面に登る人は非常に少なかったです。
双児山までは600m程ひたすら登ります。針葉樹と苔の森の中をつづら折りに登り続けて行きます。階段などはなく、南アルプスらしい自然な姿の山道です。途中、北側の展望が開ける場所があり、ギザギザの鋸岳や北アルプスの槍穂高が見えます。2502m地点まで来ると木々の背が低くなり、道が明るくなります。道は次第にハイマツの稜線になり、振り返ると北岳や間ノ岳、仙丈ケ岳などの名峰がズラリと見えます。双子山に登り切ると、これから向かう駒津峰の先、ついに甲斐駒ヶ岳が全貌を現します。登山口から双児山までは1時間半ほどかかりました。
②双児山~駒津峰~六方石分岐
この間はハイマツやダケカンバなどの灌木に囲まれた岩尾根歩きになります。駒津峰までは比較的なだらかな稜線が続きます。駒津峰で仙水峠からの道が合流し、登山者が増えます。駒津峰から先は岩場が増え、両手両足を使って進んで行く岩場だらけになります。鎖やロープは設置されていませんが、結構急な岩場もあります。8合目にある巨石「六方石」を過ぎるとすぐ、分岐が出てきます。左は岩尾根を直登するルート、右は巻き道を行くトラバースルートです。直登ルートの方が距離は短いですが危険な岩場もあり傾斜も急なので、どちらのルートを選んでも山頂まで1時間です。
③六方石分岐~甲斐駒ヶ岳山頂
「最短コースで登る」というテーマのため、直登ルートを選びました。標高差約250mの急登です。前半はかなり険しい岩登りです。スタンス間の段差が大きいため、足を高く上げないと登れないような難しい箇所もありました。ある程度の身長がないときついので、子連れの場合はトラバースルートにした方がいいかもしれません。後半は真っ白な砂利の道になります。分岐から50分近く登り続け、標高2967mの甲斐駒ヶ岳山頂に到着します。
山頂には小屋やトイレはありませんが、広くて休憩する場所に事欠きません。西には鋸岳に向かって下る尾根が伸びています。東に100m程進むと少し低いピークがあり、石碑や剣が祀られています。黒戸尾根への分岐もこの付近にあります。
④甲斐駒ヶ岳山頂~摩利支天~駒津峰
山頂からトラバースルートを下ります。白い花崗岩の砂利は滑りやすいので注意しながら進みます。20分程下ると摩利支天への分岐が出てきます。ここから摩利支天へは往復40分程ですので、時間に余裕があれば立ち寄りたいです。摩利支天の東側の崖は真下の沢まで1000m以上切れ落ちています。それだけに絶景が楽しめるはずですが、この日は残念ながらガスで真っ白でした。
摩利支天分岐まで戻り、トラバースルートを進みます。登山道脇の花崗岩に一本だけダケカンバが生えています。一体どこから水分や栄養をとって育っているのか不思議です。最後に急な岩場を登ると六方石分岐に戻ります。分岐から駒津峰までは来た道を戻ります。
⑤駒津峰~北沢峠
駒津峰から仙水峠への分岐を左折します。標高差500m程の急な下りが続きます。木々に囲まれ展望はほぼありませんが、正面の木々の隙間から栗沢山が見えます。南アルプスの天然水のCMで宇多田ヒカルが登ったことで有名になった山です。
変化に乏しい急坂を1時間近く下ると、急に岩がゴロゴロした谷間に出ます。ここが仙水峠です。この分岐を直進すると栗沢山やアサヨ峰方面です。北沢峠へはこの分岐を右折し、岩がゴロゴロ積み上がった谷底を進んで行きます。他の山ではあまり見られない独特な景観が楽しめます。ルートが不鮮明な場所もありますが、岩が茶色になっている踏み跡やケルンを目印に歩いていきます。ちなみにこのゴーロ帯にはオコジョが住んでいるそうですが、残念ながら出会えませんでした。
岩場が終わると苔と針葉樹の森になり、ほどなくして仙水小屋に到着します。施設は宿泊者以外は利用できませんが、水場は誰でも利用できます。驚くほど冷たくておいしい水です。仙水小屋からは沢沿いを下っていきます。途中、斜面が崩れた場所やロープが設置された急な岩場、堰堤の脇を攀じ登る箇所などがあります。このルートは台風の後などに通行止めになることもありますので確認が必要です。
沢沿いを30分程下ると長衛小屋が出てきます。広いテント場もあります。ここに宿泊して甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳の両方を2日間かけて登る山旅も人気があります。
長衛小屋で登山道は終わり、砂利の林道を15分程歩くと北沢峠に到着します。次のバスは15:00発でしたが、乗客が多かったため14:10頃にバスを出してくれました。15時過ぎに駐車場に戻ることができました。
【感想】
下山中に雷雨に襲われ、天気的にはベストコンディションではありませんでした。しかし、さすが南アルプスの貴公子と呼ばれるだけあり素晴らしい山でした。周りの素晴らしい山々が眺められるのはもちろん、ルート上から眺める甲斐駒ヶ岳の姿があまりにもかっこよく、日帰りでその頂に立てるという喜びは大変なものでした。北沢峠からは甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳のどちらも日帰りで登れます。どちらの山にも登れるように計画し、その場で決めるのも楽しいかもしれません。
そして、今回の山行の最重要ポイントはバスです。始発のバスに乗車することと、終バスに遅れないことに気を付ける必要があります。
【BGM】
Song2,3,7:from MATSU(https://www.youtube.com/c/MATSU_MA2Sound)
Song4: Green Forest - Riot(YouTube Audio Library)
Song5: Kevin Graham - Breaking Through(Vlog No Copyright Music)
Song8: Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)
【YAMAP活動記録】
https://yamap.com/activities/18254751
#日本百名山
#南アルプス
#甲斐駒ヶ岳
#仙丈ケ岳
#仙流荘

仙丈ヶ岳で通じやすい歩き方を先に整理する
仙丈ヶ岳は、もちろん簡単な山ではありません。ただ、北沢峠起点でも小仙丈尾根経由で見ると、比較的歩きのリズムを作りやすい山です。樹林帯を抜け、稜線に出てからは、展望の良い広がりの中を呼吸と足並みを整えながら進みやすい場面が多くあります。もっとも、風や残雪などの条件によって印象は変わります。
つまり仙丈ヶ岳で通じやすいのは、一定の出力で淡々と登る歩き方です。息が上がりすぎない範囲で巡航し、景色の良い場所で短く整え、また同じリズムへ戻す。体力そのものよりも、“均一な登りに合わせる能力”が活きやすい山とも言えます。
北沢峠周辺の拠点や小屋情報を見ておくと、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳をどう組み合わせるかも考えやすくなります。長衛小屋の案内は、その判断材料になります。
この感覚のまま甲斐駒ヶ岳に入ると、途中まではうまくいきます。問題は、うまくいっている気がするまま、山の要求が変わる地点に入ってしまうことです。
北沢峠から双児山までは素直でも、消耗はすでに始まっている
北沢峠から双児山までは、比較的歩きやすい樹林帯の登りが続く区間です。一般的には危険箇所は少なめとされるため、ここを“ウォームアップ”のように扱ってしまう人が少なくありません。
でも実際は、この区間で標高をしっかり稼ぎます。大きな技術要求がないぶん、自分の脚で素直に登ってしまい、気づかないうちに大腿四頭筋とふくらはぎを使い続けます。
派手な消耗ではないのに、後半に響くタイプの疲れです。双児山までの雰囲気は、実歩行ベースの記録を見ておくと体感時間のイメージもしやすくなります。
ここで大事なのは、双児山を“ひとつ終えた場所”ではなく、“これから山の性格が変わる手前”と捉えることです。見た目の印象としては、仙丈ヶ岳で稜線に出て気持ちが上がる場面を連想しやすくても、甲斐駒ヶ岳ではそれがそのまま安心材料になりきりません。
双児山の先で体感難度が上がるのは、ペースより歩きのリズムが崩れるから
双児山を越えると、まず歩きの気持ちよさが出ます。展望もよく、甲斐駒ヶ岳の姿も見えて、心理的には前向きになりやすい区間です。
けれど、その見た目の良さに対して、実際の足元は一定ではありません。細かなアップダウン、岩混じりの足場、置き場所を選ぶ場面が増え、同じテンポで歩き続けにくくなります。
ここが仙丈ヶ岳との大きな違いです。仙丈ヶ岳は“整えて進む”が効きやすいのに対し、甲斐駒ヶ岳は“整えたリズムを何度も崩される”山です。
脚力そのものより、崩れたリズムを立て直す回数が多い。そのぶん、仙丈ヶ岳の経験をそのまま当てはめると「急登ではないのに疲れる」と感じやすくなります。
この区間の空気感は、双児山から駒津峰、さらに山頂へつなぐ映像を見るとつかみやすくなります。地形の連なりを先に把握しておくだけでも、現地での受け止め方は変わります。

さらに、風が出る日やガスの日は難しさが一段上がります。見通しや心理的余裕が削られると、小さな段差や岩の処理が全部ストレスになるからです。
ここでは速さよりも、足を置くたびに雑にならないことのほうが価値があります。
駒津峰以降は“近い山”ではなく“判断が続く山”になる
駒津峰まで来ると、地図上では山頂がかなり近く見えます。ここで「もうひと押し」と思いやすいのですが、実際にはここからが甲斐駒ヶ岳らしさの濃い区間です。
岩場が増え、六方石周辺では直登ルートと巻き道の選択肢も出てきます。最新の登山地図や現地標識の確認も欠かせません。駒津峰以降は、単なる残り距離の問題ではありません。
疲れた脚で、足場、傾斜、手の使用、滑りやすい白砂への対応を続ける必要があります。近いから楽なのではなく、近く見えてからの判断密度が高い。それが“足が削られる”感覚を強めます。
ルート全体の山岳情報や注意点は、整理された案内も併用すると把握しやすくなります。

また、直登寄りの映像を見ておくと、山頂直下でどう質が変わるかもつかみやすくなります。
Mt.Kaikomagatake
Elevation 2967m
Place:Ina City , Nagano in Japan
Date:8/15/2015
South Alps
100 famous mountains in Japan
【JQ2MXH Facebook】
https://www.facebook.com/jq2mxh
【JQ2MXH Twitter】
https://twitter.com/jq2mxh

仙丈ヶ岳なら“疲れていても登山道に乗っていれば進む”感覚が保ちやすい場面でも、甲斐駒ヶ岳では“疲れてから雑に進めない”局面が残ります。だから同じ日帰り圏でも、終盤の精神的コストが違います。
甲斐駒ヶ岳で通用しやすい現実的な歩き方
甲斐駒ヶ岳を仙丈ヶ岳と分けて考えるなら、いちばん変えるべきは序盤の出力です。北沢峠から双児山までを頑張りすぎず、汗をかきすぎず、息を上げすぎないことが大切です。
ここで“まだ余る”感覚を残しておくと、双児山の先でリズムを崩されても立て直せます。序盤で作った余裕が、そのまま後半の判断力につながります。
補給も同じです。山頂直下でまとめて食べるより、双児山前後、駒津峰前後のように小分けで入れたほうが、削られ方に対応しやすくなります。
特に足場が悪くなる前に糖質と水分を足しておくと、判断の粗さが出にくくなります。計画面では南アルプス林道バスの時刻も事前に確認し、時間の焦りを減らしておきたいところです。
ルート選択では、直登を“短いから得”と考えすぎないことも重要です。疲労度、混雑、天候、同行者の経験を見て、巻き道のほうが全体として安全かつ速いことは普通にあります。
最近の周回解説動画でも、直登とトラバースの違いは現場目線で把握できます。
今回は南アルプス屈指の名峰、甲斐駒ヶ岳に行ってきました!
北沢峠から行く王道ルートで周回をしました!最後は直登コースとトラバースルートをどちらもお見せできるようにまわりましたよ☺️👍
それではどんな山なのか楽しんでご覧下さいー!
#登山 #登山初心者 #甲斐駒ヶ岳 #山 #山登り

要するに、甲斐駒ヶ岳で必要なのは、仙丈ヶ岳のような一定巡航だけではありません。変わる地形に合わせて出力を残し、こまめに補給し、判断を雑にしないことです。
その準備ができていれば、「北沢峠から近いのに削られる山」は、「近いからこそ油断しなければ面白い山」へ変わります。
仙丈ヶ岳や木曽駒ヶ岳の経験後に次の南アルプス入門の一歩として甲斐駒ヶ岳を考えるなら、自分が後半の岩混じり区間でも歩きのリズムを立て直せるかで判断すると現実的です。
もし不安が残るなら、仙丈ヶ岳を再訪して行動時間や補給の精度を上げる、あるいは別の南アルプス候補へ切り替えるという選択も十分にあります。甲斐駒ヶ岳へ進む場合も切り替える場合も、行程と装備を見直したうえで決めるのが、この山ではいちばん失敗しにくい進め方です。