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にぎわいの先に、ひとりで落ち着ける小樽があった 堺町通りから北運河まで歩くと“一人時間が整う理由”

花子の旅日記

堺町通りのあと、小樽観光をどう締めるかで一人時間の残り方が変わった

こんにちは。

最近は、小樽観光といえば運河や堺町通りを歩く定番ルートを楽しむ方も多いのではないでしょうか。にぎやかな通りでおみやげを見たり、甘いものを少しつまんだりする時間も、もちろん旅の楽しさだと思います。

ただ、ひとりで歩いていると、満足したはずなのに少しだけ気持ちが落ち着かないまま残ることがありました。堺町通りのあと、南小樽駅へ戻るか、それとも北運河方面まで歩いて静かに終えるかで、小樽の一日の締め方はかなり変わる気がします。

そんなときに、南小樽駅へ戻らずそのまま北運河のほうへ歩いてみると、小樽の見え方が少し変わったんです。

今回は、堺町通りのあとに北運河まで歩いたとき、どうして「観光した感」より街の余白が残りやすかったのかを、ひとり歩きの感覚に寄せて記録してみます。小樽を静かに歩いてみたい方や、定番の買い物通りを歩いたあとにどこへ向かうと落ち着いた締め方ができるか知りたい方の参考になればうれしいです。

堺町通りのにぎわいを抜けると、買い物の視線から街を見る視線に変わりはじめる

堺町通りを歩いていたのは午後でした。人通りも多くて、お店の前に立ち止まるたびに、次は何を見ようか、何を買おうかと自然に気持ちが前へ前へ動いていきます。

それは楽しい時間でしたし、あのエリアは歩くだけで旅らしさが詰まっています。でも実際にひとりで歩いてみると、満たされる一方で、少しだけ情報が多いなとも感じました。

お店を見て、値段を見て、列を見て、次の目的地を考える。その繰り返しの中では、街を見ているようで、意外と「導線」を見ていたのかもしれません。

南小樽駅へ抜ける流れは、私には自然に思えました。だからこそ、その自然な戻り方を少し外してみたくなったんです。

南小樽駅へ戻るか、北運河まで歩くかで小樽観光の終わり方は変わる

南小樽駅へ戻る道は、旅の区切りとしてとてもわかりやすいです。電車に乗る、次の場所へ向かう、休憩する。動きとしては合理的で、迷いも少ないと思います。

ただ、ひとり旅のときは、その合理性が少し急かしてくることもありました。そろそろ戻ったほうがいいかな、と考え始めると、急に「終わり方」を意識してしまうんです。

観光客の流れに乗ったまま一日を終えると、楽しかったはずなのに少し疲れが残ることもありました。

一方で北運河のほうへ足を向けると、同じ小樽の中でも時間の流れが少しゆるみました。観光の続きというより、街の中へ静かに入り直す感じです。

買い物導線から少し離れると、考えごとが静かになっていく

北運河まで歩いていていちばん大きかったのは、視線の使い方が変わることでした。堺町通りでは、店先や商品や看板へ視線が引っぱられます。

でも、買い物導線から少し離れると、建物の壁や道の奥、空の色みたいなものまで目に入ってきます。次に何を買うか、どこに入るかを考えなくてよくなると、歩く速さも少し落ちました。

急がなくていいだけで、気持ちまで静かになるのが不思議でした。ひとり旅では、この「次を決め続けなくていい時間」が意外と大事なのかもしれません。

観光地で疲れるのは、歩く距離だけではなく、選び続けることにも理由があるんだろうなと感じました。

北運河まで来ると、小樽の「観光地ではない顔」が残りやすい

北運河のほうへ近づくと、景色が急に派手になるわけではありません。むしろ静かです。歴史を感じる倉庫群や広めの道、少しひらけた空があって、音もどこかやわらかく感じました。

華やかな写真映えとは少し違って、街がそのままそこにある感じでした。人の多い場所では見落としていた建物の古さや、倉庫の並び方、風の抜け方みたいなものが、あとからじんわり残ります。

実際に歩いてみて、ここでやっと「小樽を観光した」というより、「小樽の中にしばらくいた」と思えました。その違いは小さいようで、ひとり旅ではかなり大きかったです。

少し迷う道だからこそ、自分の歩幅に戻りやすかった

もちろん、いいことばかりではありませんでした。堺町通りのわかりやすさに比べると、北運河までの道は少し地味ですし、本当にこのまま歩いて合ってるのかなと少し不安になる場面もありました。

お店が続く安心感が薄れるぶん、ひとりだと少し心細い瞬間もあります。私は想像していたより歩くな、と感じました。特に荷物が多い日や、足元が悪い季節は無理をしないほうがよさそうでした。

ただ、その少し曖昧な感じが、逆によかったんです。正解のルートをなぞるだけではなく、自分で歩く理由をその都度つくれるので、旅が少しだけ自分のものになる気がしました。

堺町通りのあとに北運河まで歩くと、落ち着いた締め方になりやすい

このルートは、たくさん買い物をしたい日よりも、少し気持ちを落ち着けたい日に合うと思います。にぎわいを楽しんだあと、もう少しだけ歩けそうなら、南小樽駅へ戻る前に北運河まで足をのばしてみる。それだけで旅の余韻がかなり変わるかもしれません。

おすすめしたいのは、予定を詰めすぎないことです。夕方に近い時間でもいいですし、朝寄りの静かな時間帯もよさそうでした。写真を急いで撮るより、歩く速さを落として、立ち止まる理由を増やすほうがこのルートには合っている気がします。

小樽は、定番の観光が魅力的だからこそ、その少し外側にある静けさがより深く残る街でした。堺町通りから北運河まで歩く時間は、何か特別なイベントがあるわけではありません。

でも、買い物の流れから少し離れて、自分の歩幅で街を受け取ることが、一人時間を整えるうえでいちばん大事だと思いました。

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堺町通りのあと、小樽観光をどう締めるかで一人時間の残り方が変わった
堺町通りのにぎわいを抜けると、買い物の視線から街を見る視線に変わりはじめる
南小樽駅へ戻るか、北運河まで歩くかで小樽観光の終わり方は変わる
買い物導線から少し離れると、考えごとが静かになっていく
北運河まで来ると、小樽の「観光地ではない顔」が残りやすい
少し迷う道だからこそ、自分の歩幅に戻りやすかった
堺町通りのあとに北運河まで歩くと、落ち着いた締め方になりやすい